通販専門古書店:音楽と暮らし             東京都古書籍商業協同組合加盟店
ホーム欧米/オセアニア/アフリカ/西洋人真宗大谷派本願寺連枝「大谷瑩亮」宛葉書415通 ■ 1902年頃〜1914年頃
商品詳細

真宗大谷派本願寺連枝「大谷瑩亮」宛葉書415通 ■ 1902年頃〜1914年頃

販売価格: 330,000円(税込)
数量:
【商品名】 真宗大谷派本願寺連枝「大谷瑩亮」宛葉書415通
【差出年】 1902年頃〜1914年頃
【状態】 一部に切手剥がれ・少イタミ・補修等多少の難有
【備考・コメント】
大谷瑩亮は、真宗大谷派第22代法主・大谷光瑩(現如上人)の五男。『現代仏教家人名辞典』(1917年)には、「夙に独都伯林に留学し、主として教育学を修む。帰朝後能浄院内局の当時に在りて教学部長に職し、其の功労多し。殊に大谷大学の京都移転に際し新築事業其他同大学発展の基礎に盡す所極めて大なり」と紹介されている。
葉書415通(全て「絵葉書」を使用)の内、8割程は氏がドイツに留学していた際の来信。差出人の大半は、欧米等に留学中の友人や知人などで、数通を除き何れも外信。
内容は長文での消息や年賀状等の短信が混在し、独文やローマ字で綴られたものを含む。

■差出人=市川代治(31通)、松本文三郎(18通)、吉田静致(18通)、藤岡勝二(16通)、乙竹岩造(12通)、渡辺海旭(11通)、林博太郎(11通)、塚本靖(号:准亭・8通)、薗田宗恵(8通)、大谷瑩韶(8通)、塚原政次(8通)、大村仁太郎、横手千代之助、佐々木吉三郎、松原行一等々。

●“…(前略)小生は藤岡君と共に十八日伯林へ参り 沢柳、三上両氏に面会 廿日には両氏並に薗田、市川、村上直、中村久四郎、渡辺海旭、〇〇、小杉、大村、林、諸氏総斗十三名にてポツダムへ遠足会を催し午前九時半ワンゼー駅よりソイバーベルスベルヒ駅に向ひ〇〇一晩船にてポツダムへ着 サンスーシー料亭にて昼食 又宮殿を少し見物後船にてワンゼーを渡り汽車にて帰伯…(後略)
(1902年9月24日 塚原政次記)

●“急にさびしくなりましてこまってゐます。昨日の午後から只今迄うつらゝと半ばねつつ半ばさめつつ一向外へも出る事がありませぬ…(中略)…近角(風船舎注:近角常観)から信仰問題といふ書を贈られました。昨晩よみました。一度見たもので見のこしてゐるところもない様ですからすこし〇〇やづりの方をやろうかとも思ひますが何だかここに来ると空気がひどくのどにさはる様です…(後略)
(1904年?4月26日 ローマにて藤岡勝二記)

●“今日好天気を利用し吉田兄と共に此地(風船舎注:ベルリン州シュパンダウ区)を訪ひ猶進みて「フインケンクルーグ」の森林の中を彷徨す空気は好し人間は質樸なり…(後略)御仰せの如く藤岡君去りて大分寂しくなりましたので本日は薗田君をひっぱり出して此処まで参りました。なかなか面白くて景色も上乗であります”
(1902年4月12日消印 薗田宗恵・吉田静致記)
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス