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ホーム欧米/オセアニア/アフリカ/西洋人登山家・藤島敏男、駐仏時の自筆葉書62通+来信葉書96通 ■ 1935〜1938年頃
商品詳細

登山家・藤島敏男、駐仏時の自筆葉書62通+来信葉書96通 ■ 1935〜1938年頃

販売価格: 154,000円(税込)
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【商品名】 登山家・藤島敏男、駐仏時の自筆葉書62通+来信葉書96通
【刊行年】 1935〜1938年頃
【状態】 経年相応の劣化有
【備考・コメント】
日本銀行パリ駐在員時代のもの。何れも現地の絵葉書を使用。

■ 自筆葉書 = 62通
氏は毎回葉書を何枚かに纏めて封筒等に封入して差し出していたと見られ、切手付は2通のみ。全体の約9割が日本に居る妻 (孝子氏) に宛てたもの。残りの約1割は日本に居る父親ら親族宛。登山研究家・黒田孝雄宛の1通を含む。
妻宛の葉書は、彼女をフランスへ呼び寄せる前に書かれたもので、余白一杯に日記形式で綴られている。アメリカ旅行記や演奏会の感想等も含む面白き内容。以下に一部を引く。

● “九月八日、又々底のなきやうに晴れた日。この写真 (風船舎注:シャモニーの風景絵葉書) の本物を二時間余りも、眺めて、さて堪能したから下へおりる。おひる前にChamonixをあとにした。機会があったら、Mont Blancか、Aiguillesのひとつふたつに登りたいと心の内に希望を抱き乍ら。道は谷を出ると丘陵地へ。なだらかな傾斜面は、どこもかも緑の牧場、手の頸につけた鈴が鳴る。その牧場の上に、長い間Mont Blancの山群が眩しいやうに輝いてゐるのが望まれる。Saint Gervais、Megeve。夏は避暑地、冬はスキー地。小奇麗な別荘地が点綴する。絵のやうなとはこのことだろう。道中写した写真がよく出来ればいいな。道々、お爺さん、お婆さん、村の娘など隣村までゆくのだがといふのをのせてはおろし、その間に少しづつ色々な話をしては、到着Grenobleへ夕刻戻った。はじめは連盟理事会、あとは氷河の山、タッタ五日だが、こんどの旅は意義のある旅だった。”

● “泰坊へ (風船舎注:長男・藤島泰助氏) 。タイハ、イロイロオシャベリヲスルヤウニナリ、ヨクアルクヤウニモナッタトキイテ、パパハヨロコンデイル。コノ犬 (風船舎注:ラブラドールレトリバーらしき子犬達の絵葉書) ハ大キクナルト、人ヲ助ケルカシコイ犬デス。タイモ、ジヤウブニ、オリコウニ、大キクナリナサイ… (後略) ”

■ 来信葉書 = 96通
内30通は切手欠。藤島夫妻宛もしくは夫人宛を数通含む。何れも欧州や米国他日本国外に居る友人・知人等からの来信で、長文のものを散見する。
スイス滞在時の外信4通及び東京在住時の外信4通を附す。
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