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商品詳細

長瀬産業四代目社主 「長瀬家」 宛外信葉書約320通 ■ 1905〜1915年頃

【商品名】 長瀬産業四代目社主 「長瀬家」 宛外信葉書約320通
【刊行年】 1905〜1915年頃
【状態】 一部に切手の剥がれやイタミ有
【備考・コメント】
何れも京都市在住の長瀬産業四代目社主 「長瀬伝三郎氏」 一家宛ての外信で、現地の絵葉書を使用している。
大半はバーゼル (瑞) 並びにリヨン (仏) へ派遣された伝三郎氏の実弟 「伝次郎氏」 が差し出したもの。差出人は他に 「千尋氏」 「伝蔵氏」 「徳太郎氏」 や同社海外出張所の店員等。
「伝三郎氏」 宛の葉書は全16通で、全体の約9割は 「伝次郎氏」 の弟 「伝三君」 や妹 「たつ子嬢」 、伝次郎氏の姪 「つや子嬢」 と 「てる子嬢」 に宛てたもの。
内容は長文での近況報告から短信まで。投函地はバーゼルとリヨンを中心にスイス及びフランス各地がほとんどだが、トリノ、ミラノ、ロンドン、リバプール、フランクフルト、ウィーン等も見られる。

“朋友の勧めで暑中休暇のためバーゼルから汽車で二十分程の田舎に弐週間通ふ事となり 朝早く起き田舎の空気を呼吸して九時頃にバーゼルに出掛けると云ふ (中略)
瑞西の田舎の暮らしを見るは今日が初めて 文明国とは申しながら田舎は日本と少しも差はありません (中略)
日本人を見た事のない村人は目を円くしてながめました ラインフエルドン”
(1905年夏・伝次郎氏からたつ子嬢宛の葉書より)
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