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商品詳細

ドイツ留学中の医学博士・稲垣長次郎宛葉書245通 ■ 1903〜1907年頃

【商品名】 ドイツ留学中の医学博士・稲垣長次郎宛葉書245通
【投函年】 1903〜1907年頃
【状態】 経年相応の劣化有
【備考・コメント】
稲垣氏は東京帝国大学医科大学出身で、帰国後は台湾総督府医院医長兼医学校教授を務めた人物。
本品は氏のドイツ留学時に、同じく日本国外に滞在中の友人や知人が差し出したもの。差出人は榊保三郎、佐々木隆興、中井元吉、菊池米太郎、小川剣三郎、伊東祐彦、飯森益太郎、高安六郎、雉本朗造、乾政彦、白井次郎、緒方勝一等々。
何れも現地の絵葉書を使用している。内容は長文の近況報告から賀状まで。投函地の約八割がドイツもしくはバイエルン王国だが、その他の欧州各国、アメリカ、エジプトを含む。
同時期に稲垣氏が留学中の友人に宛てた自筆葉書二通を附す。

“…来年は三人で (事によると否たいてい佐々木君が来られるさすれば四人) 大旅行はどうです。先日軍人の大旅行の話をきき伊太利瑞西希臘辺をまわる事が面白く感じました。知らぬ間に日本で種々の事が起こりましたねー。此調子では三年先には変状がありませう。こっちへおはちがまわって来そうです。先日は大島山崎中山三君に出でたそうでにぎやかでしたろう。当地青山先生は北方旅行からまだ帰られず去る二十四日高山榊旭の三君着伯。くじをひいて私の方へ榊君が来られる事になりました。稲田君へ此由お伝へを願ひます。今一つ川名君は二十六日夜ボンに向ふて伯林を出立された事をお伝へを願上。横手君武藤君へも宜敷願ひます。九月中旬から 「Ferieu Cursuno」 が始まるまで二つ三つ試さるつもり。それまでは解剖を見に行く位。君は休みの中は何をやって御出でですか。ピアノはどうしましたか。”
(1903年8月29日・中井元吉氏記)
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