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ホーム娯楽/見世物/博覧会/スポーツ「幻の国際野球スタジアム」 建設資料一括 ☆ 市岡忠男率いる一行が東京都下に 「東洋随一」 の野球場建設を目論む ■ 昭25年4月15日〜
商品詳細

「幻の国際野球スタジアム」 建設資料一括 ☆ 市岡忠男率いる一行が東京都下に 「東洋随一」 の野球場建設を目論む ■ 昭25年4月15日〜

【商品名】 「幻の国際野球スタジアム」 建設資料一括
【刊行年】 昭25年4月15日〜
【状態】 経年相応の劣化有
【備考・コメント】
昭和25年、後に野球殿堂入を果す市岡忠男率いる一行は、「我国スポーツ界の現状はあらゆる種目を通じ再興に目覚しく、或るものは既に世界の水準に達したものもありまして躍進の一途を辿って居ります、殊に野球は大衆的で普及性に富み国民より圧倒的に愛好され今や野球時代来たるの感があり、国際的交歓の機会に恵まれた随一のスポーツとして国民生活の健全と国際親善に寄与する価値は洵に大なるものがあります。然るに日本の首都、此の大東京には二つしか野球場がない事は如何にも残念で然も其の一つ神宮球場は一般の使用に供せず極めて窮屈な実状で… (後略) 」 ( 『言上書』 より) あることを嘆き、収容人数55000人という 「東洋随一」 の野球場建設を東京都下に目論んだ。以下四点一括。

■ 『不動産売買仮契約書』 B5判 2丁 昭25年4月15日
徳川家正が所有する東京都港区芝公園三号地を国際球場建設委員会委員長・市岡忠男が買受けたことを証明する仮契約書。
徳川家正の代理・安井正吾と市岡忠男の署名捺印並びに収入印紙・割印押あり。

■ 『覚書』 26×36cm一枚 タイプ印刷 昭25年8月1日
「徳川家正 (以下甲と称する) は其所有地東京都港区芝公園参號地約壱萬坪を国際球場株式会社創立委員長市岡忠男 (以下乙と称する) に左の條件にて譲渡する事を約束する」 として土地代金や支払期日等を記したもの。
徳川・市岡両氏の捺印並びに収入印紙・割印押あり。

■ 『承諾書』 25×36cm一枚 昭25年8月12日
瑞蓮院 (住所は港区芝公園三号地四番) 住職の糸山天眞が国際野球場株式会社委員長・市岡忠男に対して、同地を野球場建設敷地として使用する場合は同院を他の地に移転する旨を承諾したもの。筆書。糸山の捺印押あり。

■ 『言上書』 B5判 7P タイプ印刷 昭28年8月28日
国際スタヂアム建設期成会 (発起人代表:市岡忠男ほか) 作成。当初建設を目論んでいた港区芝公園三号地は 「徳川家正氏より土地譲渡の承諾を受け売買契約まで締結致しましたが緑地と文化保存の理由に依り不許可に終りました。」 (本書より) ために、新たに東久邇稔彦が所有する高輪御所が野球場建設の地に最適だとして、払下げを依頼する内容。
末尾には東久邇稔彦の署名捺印と共に 「右の主旨に依る土地払下げに賛同し総裁を受託す」 と直筆で認められている。
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