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ホーム占領下の日本/米軍新協劇団 直筆稽古場日誌 ■ 昭和23年8月17日〜9月27日
商品詳細

新協劇団 <ミスター人類> 直筆稽古場日誌 ■ 昭和23年8月17日〜9月27日

【商品名】 新協劇団 <ミスター人類> 直筆稽古場日誌
【備考・コメント】
B5判ノート、34P、鉛筆もしくはペン書。
村山知義演出による<ミスター人類>の配役が決定した昭和23年8月17日から、同公演の千秋楽を終えた翌月27日までの間を、有賀和子、林佐知子、清州すみ子、松田純兵、関きよし、真山美保、織田政雄、大森義夫、岡田英次ら劇団員が日替りで綴ったもの。
尚、9月6日〜16日までは「8月」と誤記。多くの頁が本体から外れているが判読に支障は無い。

“街頭宣伝のため今日はドーランを持って10時稽古場入。トーサンの役 「ミスター人類」 に創って人力を駆って銀座街を乗り廻そうといふ寸法だ。
(中略)
日比谷からCIEの前へ。CIE前でトンプソン氏と握手する。この場をカメラに入れる。新橋駅へ-カメラマンの注文で歓迎?の人達に対してメッセージ?を送る。車を降りてホームに入り汽車から降りるシーンを撮る。汽車に降り込んだら列車の客がビックリする。このシーンを撮って再び駅前へ。各新聞社、ニュース映画社のカメラがレンズの砲列をしく。余り歓迎の人が多いので再び御挨拶をする。いよいよ銀座へ-。東宝本社横で車を止め歓迎の群衆に向かって挨
拶、尾張町を三原橋迄ここでバックして日劇前で車をとめる。
(中略)
今日もまだ月給出ない。しかし、稽古場わ次第に緊張の度を加えて来た。緊張した稽古場は良い。私達が発展し、勉強するのわ稽古場である。ダラケた稽古場だと、もう昭和23年 145芝居なんか止しちまい度い様な、どうしようもない救われない気持ちになる。ハリ切った稽古場わ気持が良い。今度の公演がどうぞ成功する様に-と、何かに祈り度い様な心持である。”
(9月2日 草村公宣記)
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