【商品名】 イスラム教及びユダヤ問題に関する林銑十郎自筆「研究ノート」四冊
【状態】 以下の「備考・コメント」欄をご参照ください
【備考・コメント】
『林銑十郎（上）－その生涯と信条』の著者・宮村三郎旧蔵。
合計四冊、いずれもB5判程の罫紙にペンもしくは墨書され、紐で綴じられた簡素な体裁。
『第一次世界大戦時回教諸国ノ動静』を除く三点には各種新聞・雑誌などの切抜と共に林自身の見解や分析等が記されている。各タイトルは表紙に林の筆で墨書されたもの。
一部に宮村による書込及びメモ書の貼込有。尚、当研究ノートの内容については、宮村の前掲書に詳細な記述は無い。

■ 『第一次世界大戦時回教諸国ノ動静』
厚さ4.5cm程、大正4〜10年。「将来回教党ハ勃興ノ見込アルヤ」「独逸中亜極東政策ト回教」「支那ニ於ケル回教」「印度ニ於ケル回教党ノ形勢」「一九一九年四月印度ニ於ケル暴動顛末」「アフガニスタンノ近況」「国際的陰謀（波斯）」「土軍ノ（波斯）侵入」「メソポタミヤニ於ケルアラブノ行動」「亜刺比亜人ノ革命」「小亜鉄道問題」「国際間ノ陰謀（独人ノ埃及農夫操縦） 」「センシ（Sennssi）ノ形況」「一九一八年以来中東方面ノ情況」「キリキス族ノ独立運動」等々。
広範囲にわたる地域の様々な情報を丹念に蒐集整理している。

■ 『世界回教徒ノ動向 一』
厚さ2cm程、昭和13〜16年。半田利治著「自昭和十三年二月至同年四月近東地方ニ於ケル回教諸国視察旅行ニ関スル概況報告（第一報）埃及・パレスタイン」（タイプ印刷・66P）の貼込を含む。

■ 『世界之形勢 三ノ二』
厚さ1cm程、昭和17・18年頃。「イランニ於ケル形勢」「土耳其ニ於ケル形勢」「埃及及北弗ノ形勢」「亜剌比亜及回教徒ノ動静」「西阿弗利加ニ於ケル新企図」他。

■ 『静軒百夕話十二 猶太問題一』
厚さ3cm程、昭和13〜15年。「マッソン結社ノ陰謀」「英国政界ノ著名猶太人系」「米国大統領ノ周囲ノ猶太人」「今回ノ日支事変ガ果シテ猶太人ノ陰謀ノ発露タルヤ否ヤノ観察」他。