通販専門古書店:音楽と暮らし             東京都古書籍商業協同組合加盟店
ホーム楽譜 (クラシック・現代音楽)楽譜) 新年-ピアノ曲 ☆石川義一作曲。「未来派音楽」 を標榜した石川はこの時、朝鮮総督府に勤務 ■ 大正11年
商品詳細

楽譜) 新年-ピアノ曲 ☆石川義一作曲。「未来派音楽」 を標榜した石川はこの時、朝鮮総督府に勤務 ■ 大正11年

【商品名】 新年-ピアノ曲
【著者名】 石川義一作曲
【刊行年】 大正11年
【状態】 少切目散見、ツカレ有
【備考・コメント】
A4変判、二つ折。
表紙には 「内在社楽譜III」 「内在第七輯添付」 とある。
「未来派音楽」 を標榜した石川はこの時、朝鮮総督府に勤務。本作は石川にとって極初期の作品。

“石川義一はおそらくその生涯を孤独にすごしたのだったろう。作曲界からも無視され、ひとり黙々と風変わりな作品を書きつづけていったのだ。そしてその作品はどこにも伝わらず、帰っていくべきところもない。結局はアメリカから帰国してこの日本の現実に 「新しき」 表現の世界をひろげようとした意欲は、自分の内面を秘やかに語るという局面に変質し、そして自分に帰ってくることだけだった。
(中略)
石川義一は第二次大戦中は朝鮮雅楽の研究をつづける一方で、生活のために品川中学校の数学の教員になった。戦後はしばらくの間、丸の内警察署の英語通訳をつづけたりした。こうして楽壇からはまったく切れた場所にかれは生きた。かれの朝鮮雅楽の研究なども公表されれば、かなり注目すべき仕事であったのではなかろうか。埋もれたままになっているのは惜しいように思われる。”
(秋山邦晴著 『昭和の作曲家たち』 より)
他の写真
(画像をクリックすると大きく見られます)
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス