【商品名】 満洲の民謡
【発行元】 満洲国通信社 （新京） 編・刊
【刊行年】 康徳5年
【状態】 函少イタミ・背に少黒インクシミ、扉に蔵書印有
菊判、函付、119P。
“満洲の民謡は、その生れ出る過程に於て、日本の民謡と全く趣を異にする。日本の民謡が多く民謡作家によって作詞され、作曲家によって作曲されるに反し、満洲の民謡は一般大衆の感情がそのまま疑って唄となったもので、従って満洲の民謡には誤摩化しや粉飾が殆どない。一国を研究しその民情を知るにはいろいろの途があるが、民謡から取りついて行くのも確かに一つの賢明な途で、殊に満洲の民謡が斯様な性質のものであるからには、 「満洲を知るには先ず民謡から」 と、云っても決して間違ひではあるまい。”