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「花火」研究家・渡辺祐吉氏旧蔵研究ノート類一括 ■ 大正8年頃〜昭和18年頃

販売価格: 110,000円(税込)

商品詳細

【商品名】 「花火」研究家・渡辺祐吉旧蔵研究ノート類一括
【執筆年】 大正8年頃〜昭和18年頃
【備考・コメント】
旧蔵者の渡辺祐吉氏は渡辺六松氏の次男で、新潟県長岡市出身。農科大学を卒業後、長岡市農会評議員や長岡鉄工所の専務を務めた。幼少時より花火に魅せられた氏は、勤務の傍ら花火研究に励み、大正7年に『趣味の煙火』(長岡日報社印刷)を上梓。「長岡の、否、本県の煙火界を語る者に渡邊祐吉君の名を知らぬ者は恐らく一人も無いであらう。」(猪爪巴著『長岡新進実業家』より)と言わしめるほどの「煙火通」として広く知られていたようだ。以下、本品概要。

■肉筆研究ノート34冊。
ペンもしくは鉛筆書。大半がA5変判の市販ノートをバラして背をテープ補強し、表紙にタイトルとイラストを描いている。
表紙タイトルの一部及びページ数=『趣味の烟火 第弐編』(7P)、『西洋色火伝来 煙火発達史の第一冊(試作)』(17P)、『趣味ノ煙火研究 煙火汎論 分類ト理由』(9P)、『引火ト引火変化』(13P)、『打方ノ種類/早打の研究』(25P)、『満星の研究』(30P)、『割り物 総論』(10P)、『小割』(17P)、『釣物』(8P)、『芯物』(18P)、『曲玉』(8P)、『玩具花火/魔術応用花火』(40P)、『仕掛の検討 附花火レビュー由来』(10P)、『昭和拾壱年度長岡煙火ノ感想』(6P)、『花火玉名考』(55P)…他。
多くは雑然とした内容で、別紙に綴ったものを挟み込みもしくは貼り込みしているものを散見する。
明治16〜19・21・22年の煙火目録(於草生津村)を年度別に筆写したノート6冊(計31P)を含む。

■ファイル1冊。
A5横判、47丁、リング綴。明治15・17・23・25・26・27・37年の煙火目録(於草生津村・片貝村等)を筆写したものを綴込んでいる。

■備忘録2冊。
B5判程の薄紙にペン書・紐綴。1冊は表紙に『昭和拾年度煙火備忘録』と墨書されている(6丁)。もう1冊には、主に点火剤・発煙剤などの成分及び配合を綴っている(10丁)。

■台紙付写真1枚。
16×21cm。長岡小林本店撮影。煙火筒が設置された河川敷らしき場所で、「長岡長生橋大煙火大会」等の法被を着た男性が居並ぶ集合写真。最前列中央に渡辺祐吉氏と思しき男性が座っている。台紙に薄シミ有。

★上記の他に、肉筆紙片約30枚、第一次世界大戦下のパリ滞在中の知人より父・六松及び祐吉両氏宛の外信絵葉書一通(内容は花火とは無関係)等があり、資料を全て積み上げると厚さ11cm程の量。一部の資料にイタミ有。
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