【商品名】 神保町「福島昌平堂」経営者家族旧蔵写真一括
【撮影年】 大正9年頃〜昭和32年頃
【備考・コメント】
「福島昌平堂」は、神田神保町に三階建の店舗を構えていた化粧品問屋。本品は店主・福島郁雄氏のご子息旧蔵品で、台紙付の大判写真六枚とアルバム三冊の一括。
台紙付の大判写真は、昭和初期の同店従業員集合写真が四枚(内二枚の裏面に氏名書入有)、「福嶋家敬祖会」の写真一枚、「開店東京堂 昭和拾年一月十六日全員」と台紙部に綴られた写真一枚の計六枚。サイズは各27×33cm程で、六枚の内五枚が野々宮写真館(九段)製。
アルバム三冊の内、二冊はA4横判の大きなもので其々の表紙に「昌平堂写真帳」「家族写真帳」と綴られており、もう一冊はA5横判で表紙に「三郎(風船舎注:郁雄氏の三男)写真帳」と綴られている。
アルバムには合計370枚程の写真が貼り込まれ、約半分に以下のようなキャプションが添えられている。
「福島昌平堂海水浴江の島海岸」「神保町昌平堂三階にて」「昌平堂二階上り通り見る」「日神健児団十周年記念-西神田小学校に於て」「神田区少年団合同キャンプ-大貫海岸ニ於テ」「錦華公園にて」「京華女学校屋上にて」「錦華小学校屋上にて」「三鷹中島製作所勤労動員にて」等々。
ほとんどが戦前期に於ける福島家のプライベート写真だが、店舗の内外観・周辺・店員一同を捉えた写真30枚程を含む。
写真の一部に少イタミ、アルバム数箇所に写真剥がし跡有。