【商品名】 矢田一嘯肉筆水彩画入 『香椎宮幻燈原図並図解』 + 『香椎宮幻燈解説畧』
【著者名】 木下美重/森禎二郎
【刊行年】 明治36年
【状態】 経年相応の劣化有
【備考・コメント】
■ 『香椎宮幻燈原図並図解』
判型:35×38cm、全27頁、大和綴。
米国で画を学び、福岡に於ける近代洋画の嚆矢、あるいは本邦最初期のパノラマ画家としても高名な画家・矢田一嘯による肉筆水彩画全13図入。
円形に描かれた其々の画のサイズは全て直径26cmほどで、絵具は黒と白の二色のみを使用。香椎宮々司の木下美重による詳細な解説は毛筆書。
幻燈会開催に至るまでの経緯が綴られた前文によれば、上映は浅草の 「鶴渕初造店舗」 に依頼したという。
■ 『香椎宮幻燈解説畧』
B5変判、全22頁、森禎二郎による毛筆書。
★ 『香椎宮幻燈解説畧』 によれば、物語は本来全20図での完結らしいが、『香椎宮幻燈原図並図解』 は何故か中途の13図までしか描かれていないのは惜しいところである。
それでも、矢田一嘯の画業に新たな一頁として加わるであろう大変貴重なもの。