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戯曲 “棗の木” 四幕 劇団現代劇場上演台本 ☆ 副題 『分村運動を主題として』 。第一回演劇競演大会受賞作品 ■ 作:柳致眞 演出:徐恒錫 戦前

商品詳細

【商品名】 戯曲 “棗の木” 四幕 劇団現代劇場上演台本
【著者名】 作:柳致眞 演出:徐恒錫
【刊行年】 戦前
【状態】 少書入有
【備考・コメント】
菊判、174P、孔版刷、紐綴。
副題に 『分村運動を主題として』 。扉には 「第一回演劇競演大会受賞作品」 とある。

“今、東亜は澎湃たる新興建設の機運に包まれている。この未曽有の大建設に際し、朝鮮農村の受持つべき分野と使命とは広汎且つ重大なものがある。農村が食糧資源として、人的資源として、戦時下に大きな役割を見事に果しつつあることは、国民の均しく認識しているところであるが、農村は今また更に大きな飛躍を試み、以て新東亜建設に挺身せんとしている。即ち、満洲大陸の開拓を目指す分村運動がそれだ。一村一郷から、百戸なり二百戸なりを計画的、集団的に満洲国に送り、母村と同じ名前の新農村を建設することに依って、満洲国の健全な生長に貢献すると同時に、主として耕地面積の過少から来る朝鮮農村の底知れぬ窮乏を根本的に打開せんとするこの運動の趣旨は、小磯新総督赴任と共に世間に発表された。私は今将に問題化せんとしているこの課題を取り上げ、朝鮮農村で一寸の土地一本の木でつまらない喧嘩ばかりし、そして如何に睦じく彼等は新大陸へ送りつ送られつするかを舞台に具現化せんとしたのである。” ( 「作意」 全文)
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