【商品名】 野良の教員 労働芸術家パンフレット第三輯
【著者名】 持丸輔夫
【発行元】 日本労働芸術家連盟文学部
【刊行年】 昭和5年
【状態】 背ヤケ及イタミ有
【備考・コメント】
四六判、95P。
「同志うち」 「ナイト・キャップ」 「かうして××××を鋳直した」 「野良の教員」 の四篇を収録した小説集。
“彼は川崎の小学校へ通っている先生である。が他の先生達とはその生ひ立ちが違ふ。幾ら頭がよくっても、親子が小作人のその日暮らしでは、彼を師範学校へもやることが出来なかった。彼と小学校同期の靖次なんかは、からっきし豪がる程の頭もない癖に、親父が妾の二人も抱へている金持だったので、今ぢや東京の何とか云ふ私立大学を卒て、來る女中を孕ましてばかりいる。”(「野良の教員」冒頭より)