【商品名】 吉田隆子・久保栄関連資料一括
【刊行年】 戦後
【状態】 経年相応の劣化有
【備考・コメント】
昭和34年に 『久保栄論』 を上梓した村上一郎旧蔵。小さめの段ボール一箱分。核となるのは以下の五点。
■吉田隆子 自筆書簡2通・葉書9枚 昭和23〜30年の消印
■渡辺マサ自筆書簡5通・葉書62枚 昭和24〜33年の消印
渡辺は山本安英の紹介で昭和15年から助手として久保家に住み込み (後に養子)、吉田の看病や家事全般をこなしていた。したがって、旅先から投函された数通を除き全て吉田の書簡類と同住所である (一部住所の記載なし)。久保の代筆及び久保と吉田との連名のものを含む。
■村上一郎 「久保栄全集第七巻解説」 草稿
200字詰原稿用紙ペン書82枚完 校正多数有
“編集委員らのためにさんざん直された。だからこのもとの原稿は保存されねばならない。” とペンで力強く認められた紙片が草稿一枚目に糊付されている。
■村上一郎 「アイディアリズム断章」 草稿
280字詰原稿用紙ペン書45枚完 校正多数有
“久保栄論に収む” とあるが、“1958年-59年 新日本文学会はこの論文を没にした” ともある。
■スクラップ帖2冊
久保と吉田に関する新聞・雑誌記事や肉筆資料、公演プログラム及びポスター等を貼り込み。