【商品名】 松竹歌劇団第一回東南アジア公演資料一括
【状態】 経年相応の劣化有
【備考・コメント】
松竹歌劇団は昭和29年11月26日〜翌年2月18日にかけてタイ、シンガポール等で初の海外公演を行った。本資料はその際に同行した関係者の旧蔵品。
現地語のプログラム3枚 (1枚書込有)、 『東南アジア公演の栞』 、中国語版 『日本松竹少女歌劇団画刊』、日記やスケジュール・重要事項等を記した直筆ノート3冊 (各B5判・計100P程使用)、メンバーリスト、英文の配役表3種他。
“史上最大の戦争が終わって十年、祖国日本も漸く再建の見るべきものあるとは謂え、戦前の姿に帰るには未だしの感があります。最も困難な問題は国際関係でありますが、之が為には、吾々民間人も一人々々が大きな自覚の上に立って努力を続けなければなりません。松竹歌劇団の海外公演も此の使命を以て種々なる困難を経て漸く之が実現を見ることとなり、本月下旬、東南アジア諸国へ出発出来ることとなりましたが、団員各位は日本人である事、併せて長年の伝統ある松竹歌劇団の名誉を充分考えて、文化国民使節の使命を完全に果し、その目的を立派に達し得られる様希望して止みません。”
( 『東南アジア公演の栞』 より)