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商品詳細

益田太郎冠者作「台本」35冊 ■ 大正4年〜昭和7年

商品詳細

【商品名】 益田太郎冠者作「台本」35冊
【刊行年】 大正4年〜昭和7年
【備考・コメント】
和装、菊変判、孔版刷。
初刷と思われるもの21冊、他は訂正版。太郎冠者の別名・セレリタス名義作3冊、袖ケ浦人名義作1冊を含む。全冊の内25冊の扉頁に「太郎冠者」の印、21冊に旧蔵者の蔵書印か宛名の消し跡(切取有3冊含む)が見られる。


■タイトル=『喜劇 ? ハテナ』『古典劇 狂恋のサロメ』『第一回高速度喜劇』『第二回高速度喜劇』『第三回高速度喜劇』『エヂプト見物 カイローの裏街』『三太郎』『楽屋口』『瓜一つ』『五ヶ国喜劇』『区画整理』『小喜劇 渡邊/一人喜劇馬鹿だね』『笑と美』『ポルシヤ二度の裁判』『アラビヤ古典劇 吾が視し我』『メロドラマ 乱曲』『ドッチヤダンネ』『嘘の世の中』『短篇喜劇四種』『震災実話 アリガートー』『クレプトメーニア』『探偵奇譚 女中難』『執心の鬼』『難病デレテリア』『悲劇 遺傳』『唖旅行』『出来ない相談』『七味』『楽屋口』各1冊。
『女優風情』『アラビア古典劇 呪』『女天下』は各2冊あるが、訂正年度も装幀も異なる。

■綴紐片側欠2冊、赤ペンで訂正書入 (太郎冠者か?) 1冊、少イタミ有を含むが全体的に経年考慮すれば概ね状態良好。

●“益田太郎冠者といっても、ご存知の人は少ないだろう。明治末年から大正、昭和のはじめにかけて活躍した喜劇作家である。本名・益田太郎、太郎冠者はペンネーム。本業は台湾製糖という大会社の重役で、劇作は実は余技だった。帝国劇場の重役も兼務し、帝劇女優劇の発展にも大きく貢献した。(中略)しかし、余技であったせいかどうか、彼の仕事は今日までついに正当に評価されることなく、その名は演劇史にもほとんど登場しない。したがって今日ではすっかり忘れ去られている。”
 (高野正雄著『喜劇の殿様 益田太郎冠者伝』より)
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