【商品名】『新装』 1巻1号〜4巻3号内18冊一括
【発行元】松坂屋(東京市)
【刊行年】昭和10〜13年
【状態】1巻1号の表紙に薄く書込跡、4巻3号に青のクレヨンの様なもので書込有、また、各誌の中央に薄く折目がみられるが、経年考慮すれば保存状態は概ね良好
【備考・コメント】
各A4判・25P程。
在号=1巻1号、2巻1・4〜12号、3巻1・4・7・8・10号、4巻1・3号。各界の著名人による執筆や対談等の記事多。2巻1号より島田啓三による「南京マメ助」の連載漫画が始まる。
“流行といふ言葉が、贅沢といふことの代名詞のやうに解せられていたのは、もう過去のことで、季節々々の流行、又は新意匠品への関心は、近代人としての趣味生活並びに経済生活を、ゆたかにするよすがであろうと存じます。この意味で、デパートから、流行雑誌が一つ位、出されてもいいだろうといふ気運が、近来醸し出されて居たやうに思はれます。そこで、この度松坂屋では、呉服雑貨一般に関する流行雑誌を発刊することと相成り、茲にその名も『新装』と、美しく装ひを凝らして創刊いたしました。”
( 「創刊のことば」 より)