【商品名】 日本全国児童遊戯法 上中下巻揃
【著者名】 大田才次郎編
【発行元】 博文館
【刊行年】 明治34年
【状態】 中巻表紙少イタミ、下巻元表紙の上に別の表紙を被せて和綴に改装・印及ラベル貼付有
【備考・コメント】
菊判、135P・157P・142P。
上巻＝『東京・京都・大阪三都遊戯』、中巻＝『東海道・東山道地方遊戯』、下巻＝『五畿内外各道地方遊戯』。

“紙鳶揚げをしませうか、「イヤモウ厭きました、「独楽廻しは、「ソレも厭きました、「ソレじゃあベースボールは、「ソレは好いのですが、何ぞ未だ日本の遊びで面白いのがありそうなものですネ、「成程それは幾らもありませうが、誰に聞いたら分りませう、ムー好い事がある、アノ博文館、あそこへ頼んで、日本全国の遊びを聚めて貰ひませう。是非にと或る少年から頼まれたので、成程面白い事だ、遣って見ませうと、早速全国各地へ書面を飛ばして、ソラあそこも、ここのもと、聚めると、意外意外、西は四国九州から東は蝦夷松前の果までの、それはそれはめづらしい、面白い、異った遊びがタント集まりましたが、骨折りもまた格別で、成功するまでに丁度半年余りかかりました。サアこういふ訳だから是ッ非皆さんに、見て貰はねばならないと編輯局員の話しを其のままここに記すことに致しました。”
（「序」全文）